食事制限をしてみたけど、思いのほか変化がみられない。
すぐに停滞してしまう。
逆に食欲が増した。
我慢がきかなくなってしまう。
リバウンドしてしまった。
食事制限ダイエットあるあるです。
これは誰にでも起こることで、おかしなことではないんです。
人間として当然の結果で、そうなる理由があります。
飢餓との戦い
今でこそ食べたい物が食べたい時にすぐ手に入り、食べるものに困ることはありません。
しかし人間が地球に誕生してから今日までのほとんどの期間は、飢餓との戦いだったわけです。
いつでも食べられる食べ物が溢れた状態「飽食」は、長い歴史の中ではまだ最近のこと。
狩りができなければ食えない。
雨が降らなければ作物が育たない。
今日食えるか食えないか。
常に生きるか死ぬかの飢えとの戦い、飢餓との戦いだったわけです。
生き延びるための仕組み
食事を抜いたり、食べる量を極端に減らしたり、糖質を一切摂らないようにしたり(糖質制限)すると、単純にエネルギーが足りない状態、つまり空腹状態になります。
言い換えると飢餓状態です。
先述の通り、人間は常に飢餓と戦ってきました。
言い換えると、人間の体は常に飢餓に備えているということです。
食事制限をして空腹状態になると、飢餓から自分を守るために飢餓反応という飢餓スイッチが入ります。
すると、できるだけ余計なエネルギーを消費しないように基礎代謝が下がります。
少しでも栄養を体に溜め込もうとするためです。
食事制限をしてもある程度までいくと変化がなくなるのはそのせいです。
それなのにまだ食べ過ぎなんだ、もっと減らさないといけない、糖質を摂りすぎなんだと、さらに食事制限をする。
すると体はさらに代謝を下げる。
運動しても体は逆の行動をとる。
これが食事制限しても変化しない原因のひとつです。
食べたくなる
食事制限を続けると、無性に食べたくなってきます。
我慢するほどに食べたくなる。
これも飢餓反応で、咀嚼運動が引き起こされるからです。
食べ物を噛みたくなる、食べたくなる反応です。
食事制限で一時的に痩せても、リバウンドするのは咀嚼運動が引き起こされ食べることが我慢できなくなることがひとつの原因です。
食事制限と言っても、極端でなければそこまではなりません。
いつも食べ過ぎだから少し減らそうとか、おやつを控えようとか、ダイエットするにはそれくらいは心掛けたほうがいいです。
ただちょっと極端な人が多いんですね。
極端に食べ過ぎる。
極端な食事制限。
極端なリバウンド。
この繰り返しもあるあるです。
だけど本人はなにがよくないのかわからないから、また繰り返してしまう。
とりあえずちゃんと食べましょう。
過度な食事制限なんてしなくても体を変えることはできます。
逆に食べないから変わらないんです。
このような飢餓反応を引き起こす脳の神経回路メカニズムも解明されています。
共同発表:飢餓を生き延びるための脳の仕組みを解明
哺乳類が空腹のときに活性化される、脳の新規の神経細胞を発見しました。 この神経細胞は延髄の網様体にあり、視床下部で感知した空腹の信号を受け取ると、エネルギー消費(熱産生)を抑制するとともに、摂食や咀嚼を促進することがわかりました。 空腹時に体内にエネルギーを蓄えて飢餓を生き延びる本能のために備わった脳の神経回路で、中心的な役割を担う神経細胞とその回路メカニズムが明らかになりました。 名古屋大学
まとめ
食事制限をしても痩せない理由、リバウンドする理由は…
過度な食事制限をするから
しないといけないと思ってやったことが、かえって逆効果だった。
という残念だけど本当の話。
食事制限は必要ありません。
食事制限や糖質制限せずリバウンドもしない
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