食べるから太る。
食べなければ痩せる。
これは正しくもあり、間違いでもあります。
かなり勘違いされている、食事抜きダイエットについて書きました。
食事抜きダイエットが失敗する理由
太った
↓
痩せよう
↓
食事抜こう
一度は思ったことや、やったことがあるんじゃないでしょうか。
実際にこの方法で痩せることはできます。
できるけど、ある程度までいくと変化がなくなる。
そしてリバウンド。
やったことがある人はもれなくこんな経験もしてるんじゃないでしょうか。
一時的には減るのに途中からうまくいかない。
運動量の割に変化が少ない。
なぜそんなことが起こるんでしょうか?
飢餓と飽食
人間はこの世に誕生してから、基本的に飢餓と飽食を繰り返し生きてきています。
狩猟にしろ農作にしろ、狩りがうまくいくときや豊作なときもあれば、狩りができないときや不作なときもあるわけです。
生き延びるためには
飽食のときに脂肪を蓄え太っておいて
飢餓のときに蓄えておいた脂肪で生き延びる
人間は必然的にこのシステムができているわけです。
外からエネルギーが入ってこないと、生きていくために極力無駄なエネルギーを使わないようにしようとします。
つまり代謝を下げようとします。
外からエネルギーが入ってこない
↓
生命維持装置発動
↓
食料にありつくまで代謝を下げよう
↓
エネルギーをいっぱい使う脳機能も低下させよう
↓
動けなくなる
一生懸命運動して脂肪燃焼して筋肉を増やしたくても、食事を摂らなければ体と脳は逆のことをしようとするんですね。
物凄く悪循環ですよね。
これではスタイルが良くなるわけがないですね。
必須アミノ酸の欠乏
食事抜きをすると、まずいことが他にもあります。
必須アミノ酸の欠乏です。
9種類の必須アミノ酸は体内で合成することができません。
食物から摂取するしかないんです。
この必須アミノ酸が欠乏すると
- 筋肉量の減少
- 集中力・思考力の低下
- 免疫力の低下
- 肌や髪質の低下
こんなことが起こります。
そして、脳が疲労感や倦怠感や脱力感などを感じさせて動けなくする。
そして、精神的にも何をするにもやる気がなくなってしまう。
さぁ、運動頑張るぞ!
なんて気分になるわけがないんですね。
気分だけそうなったとしても、体がいうことを聞かない。
ジムとか行ってても、モチベーションの低下や脱力感で集中力が続かないのは、こういうことが原因のひとつです。
食べないダイエットは“おブス”になる
おブスになりたいなら食べないダイエットをしてください。
カッコよく美しくなりたいなら、しっかりと食べる!
誰だってカッコよく綺麗になりたいですよね。
それにはまずしっかりと食べることが大切です。
食べると太るから…
そんなことを考える脳が肥満だということに気づいてください。
動く・食べる・ケア
運動・栄養・休養
これが基本中の基本です。
まとめ
食べることもトレーニングのひとつ
こんなふうに考えるのはどうでしょう。
きっと食べることは嫌いではないですよね。
食べるのを我慢するんじゃなく食べれるんです。
それだけでも今までのダイエットより良くないですか?
やっぱりね、食事が基本ですよ。
体は食べたものでできてますから。
食事を抜いてカッコよくなろう綺麗になろうなんてとんでもない。
大きな間違いですよ。
食べたら太りそう…
いいえ、食べないから太るんですよ!
ダイエットしたいなら、まずは今どれくらい食べているかを見直してみてください。
私のダイエット・ボディメイク指導は、基本的に食事制限や糖質制限は行いません。
生活と食事を見直し(食事改善)
逆にしっかりと食べることをしていただきます。
ダイエットを一生懸命に行っているほとんどの人が、食べてなさすぎです。
運動だけでなく、しっかりと食べることを取り入れてみてください。