いくらやっても身体がなかなか変わりにくい人っているんです。
スポーツでも習い事でもなかなか上達しない上手くならないといったことがあると思いますが、トレーニングやボディメイクにおいてもそういったことがあります。
食事管理もきちんとして定期的にトレーニングもしているのに、思ったように変化してくれない。
それはなぜか?
トレーニングがヘタだからです。
言い方は悪いけど、トレーニングが上手じゃないから思ったように成長しないということがあります。
それがすべての原因ではないけど、大きな原因であることは間違いありません。
センスという言葉でまとめてしまうと簡単ですが、言うなれば勘がよくないといった感じです。
トレーニングに完成はない
長年トレーニングをしていても、ずっと同じトレーニングを続ける人もいれば、変化をつけたトレーニングをする人もいます。
ずっと同じなのがよくないわけではありません。
基本を崩さずやるのはいいのですが、自分のやり方に疑問をもたずやり続けるのとはまた違います。
もっと効かせる方法はないか。
こうやったらどうだろう。
いろいろ試していくなかで、これ!といったものを掴む勘。
これが上手いヘタの違いなんじゃないかと思います。
どんなにベテランでもこれで完成というものはないと思います。
完成してしまうと、そこで成長はストップするんじゃないかと。
究極は完成形があると思うんですけどね。
そこまでいきたいものですね。
感覚・感じること
トレーニングは少しの角度、位置、意識、イメージでまったく違った効き方をしてくれます。
いろいろ試すのは大前提ですが、それを掴む感覚。
これが感じられるかどうか、ここが大事なところです。
トレーニングの勘とは、感覚を感覚として感じられるか、というところにあるように思います。
ややこしい言い回しですが、感覚を感覚として捉えられない人は多くいます。
身体には感覚器というものがいくつも存在しますが、そこが正常に機能していないのです。
例えば足裏。
手のように自由に、とまではいかなくてもこれがなかなか思ったように動かないもの。
私もまだまだですが、練習して随分と動かせるようになりました。
最初は攣ったりして大変ですが、何度も繰り返し練習すると必ず感覚が繋がってきます。
あるとき突然、これか!というように繋がります。
それまで諦めず続けること。
トレーニングにおいても同じです。
背中のトレーニング
トレーニングの中でも躓くことが多いのが背中のトレーニング。
背中で引くという感覚を理解するまでが難しいようです。
最近は背中に効かせるためのMAGグリップが流行っていますね。
いい道具を使うのもひとつの方法だと思います。
しかし、道具に頼らず感覚を掴むことのほうが大事なんじゃないでしょうか。
例えばワンハンドロー。
ダンベルを持つ手を尺屈にするか撓屈にするか。
これだけでも効く部位がまったく違ってきます。
ここまで違うか!と驚くほど効き方が変わります。
ちなみに、私は尺屈でやってます。
きもちキックバック気味にもっていく。
奥深くグイグイきます。
それでもその感覚がわからないという人が多くいるのです。
そのために、重いものを持ち上げるトレーニングより前に、身体を正しく正常に使えるようにすることが重要なわけです。
それが、私がこのブログでいろいろ写真上げてる、ストレッチしたりヨガみたいなことしたり舞扇子振ったり足裏動かしたり眼球運動したりしてるやつ。
まとめてボディワークです。
土台づくり基礎づくり
いくら豪華で見栄えがよくても、基礎の悪い家は欠陥住宅。
人間も同じ。
基礎・土台が重要です。
そこをしっかり作らずにトレーニングするから、いくらやっても身体がなかなか変わりにくいということにもなるのです。
土台づくりは地道で地味な作業の繰り返しです。
いくらいいものを紹介しても、続けてくれないのはこのためでしょうね。
しかしやれば身体は変わっていく。
そこをやるかやらないかです。
ひたすら地道で地味な作業の積み重ねですが、感覚を繋げるために、質の高いトレーニングをするために、やっていくのみです。
やっていきましょう。
続けていけばトレーニングの質が変わります。
トレーニングの質が変われば身体が変わります。